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映画コラムと小説を書いています。ダメ女子によるダメ女子のための映画本『ダメ女子的映画のススメ』通販中です。右のリンクよりどうぞ。

2014-01-01から1年間の記事一覧

雑記

文フリお疲れさまでした。友人の結婚式の帰りだったので途中からの参加でしたが、中には声をかけてくれる方もいらっしゃって大変嬉しかったです。どうやら今回販売した2冊は通販もできそうですので、気になる方は続報お待ちください。帰りに皆で渋谷にある【…

サークル情報を修正しました

前回の記事にて、WEBカタログの情報を誤って載せてしまいました。正しくはこちらですhttps://c.bunfree.net/c/bunfree19/2F/%E3%82%A8/32文フリ公式サイトWEBカタログまた、スペースは【小説/百合】○エ-32×エ-12です。申し訳ございません。

11月24日文フリ参加情報

「映画の中の毒母たち 2013」映画を中心に、「毒母」を考察する。 クラシックから現代に至るまで、映画には様々な形で「母」が描かれてきました。時には暴走する母の恐ろしさを、時には世間の母性神話に苦しむ一人の女性としての姿を、そして時にはそんな母…

文学フリマサークル情報

11月24日の文学フリマのスペース配置が決まりました。【配置番号】エー32【カテゴリ】小説/百合【サークル名】殴って(ぶって)です。 以外作品情報 ⚫︎プリンセスシンドロームへようこそ! 百合でSM。 ケーキの上の人形めいた少女、糖子と共に住む、引き…

11月24日文学フリ参加情報

⚫︎プリンセスシンドロームへようこそ! 百合でSM。ケーキの上の人形めいた少女、糖子と共に住む、引きこもりの「わたし」は、ガラスの食器棚の中に、睡眠薬とウィスキーを集めていた。 A5、24P、300円(予定) ⚫︎映画の中の毒母たち映画を中心に、「毒母」を…

ヴァージン・スーサイズ ~精液をかけることによって失った少年の中の少女性~

私たち20代女性の永遠の謎、ヴァージン・スーサイズ。 少年たちの憧れの美しき五人姉妹は、映画のラストで何の前触れもなく突然自殺。 しかも理由については一切語られない。 この謎多き映画については解説サイトもたくさんあるのですが、何しろ映画側から…

9/14(土)文フリ告知  ~【酔っぱらいバタフライ】さんのアンソロに参加します~

9/14(土)大阪文学フリマ( 文学フリマ - 文学フリマ公式サイト-お知らせ)の、 サークル名【酔っぱらいバタフライ】さんのアンソロジーに参加します。 サークル名:酔っ払いバタフライ(https://c.bunfree.net/c/osakabunfree02/!/A/8) 主催:そにっくな…

『思い出のマーニー』に漂うナルシズム ~映画全編を覆う水のイメージ~

「私は私が嫌い」、だけど「あなたのことが大好き」。 ※ネタバレありです 土曜の錦糸町の、カップルの埋め尽くす劇場で、思い出のマーニー見てきました。 映画は 「私は私が嫌い」 という主人公・杏奈のモノローグから始まります。 oh...予想していたより陰…

『渇き。』の加奈子は現代女子の偶像である ~クレバーな少女は誰も所有できない〜

※ネタバレ有りです かつて、私が10代だったころ、私たちのカリスマは土屋アンナさんだった。 『下妻物語』の中の、黒い口紅を塗り原付きを乗り回す彼女の、「輪の外側の人間」感に憧れた。 「輪の外側」とは、今回「渇き。」を見る際に上映された予告編のジ…

映画『渇き。』 ~映画とは主人公による観客へのハッキングである~

監督:中島哲也 製作:依田巽 鈴木ゆたか プロデューサー:小竹里美 鈴木ゆたか キャスト: 役所広司 小松菜奈 妻夫木聡 映画の可能性から考える子供への規制。 ※ネタバレはないと思います (http://movies.yahoo.co.jp/movie/348084/review/29/)→こちらの…

イノセント・ガーデン ~母のようにはなりたくないから、母を殺さない~

「ブラック・スワンの製作スタッフが放つ」と銘打つ今作ですが、ブラック・スワンのヒロインの破壊衝動が全て自分の内側に向かっているとしたら、こちらは全て外側に向かってしまった映画。なので、最初から最後まで非常に血なまぐさい映画です。ミア・ワシ…

『トリスタントイゾルデ』に描かれる身体性と思想性 ―ロマンティック・ラブ・イデオロギーの役割―

こちらを見てきました。 ちゃんと探していないのですが、 キスシーンドーンなパッケージしかないんでしょうか?笑 内容としては、 なんでこの絵しかないんだろう? って思うくらい真面目なものでした。 以下感想 『トリスタンとイゾルデ』は中世に宮廷詩人た…

5月5日文学フリマ発行本 “溶けてなくなる” サンプル

5月5日文学フリマにて、 “溶けてなくなる” サークル名:殴って(ぶって) (B-16 / Eホール1F 純文学) (A6、60ページ、価格未定) という本を発行します。 殴って@第十八回文学フリマB-16 - 文学フリマWebカタログ+エントリー 今日から、本文から抜粋して…

華麗なるギャツビー―ロマンスの狂気の犠牲となったギャツビー―

バズ・ラーマン版の『華麗なるギャツビー』が公開されてから、約一年が経ったのですね。明日参加させていただく読書会でフィッツ・ジェラルドの『グレート・ギャッツビー』を読むそうなので、整理がてら感想を書こうと思います。 ●犠牲者の物語 『華麗なるギ…

「みんなと同じになれない」エネルギーの暗さと力強さ。―映画【アナと雪の女王】についての雑記―

これまで多くのディズニーの主人公たちが、物語の始まりに、いわゆる【Wantソング】を歌ってきた。 たとえば、美女と野獣の「朝の風景」。 町の人達に「変わり者」と引かれるベルが「おとぎ話みたいに素敵なできこと」を求める気持ちを歌う。 タンポポの綿毛…

5月5日文学フリマ出展情報

花粉症って度がすぎると歯まで痛くなるんですね… ところで、 5月5日文学フリマにスペースがとれたので、 お知らせします。 うまくいけば 【存在の耐えられない淡さ ※仮題】 という本が出ている予定です。結婚すると女性個人の身には何が起こるの? 何を感じ…

何かになるためではなく、何にもならないために生きている気がする。

「ここでは、あなたは何にでもなれる」 というネットゲームのキャッチコピーに、背中がヒヤリとする。子供のころ、「あなたたちは無限の可能性を持っている」とよく言われた。 どうしてそんなことを言うんだ?と私は思った。 それはコンマ数パーセントの確率…